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126:AirMacをもっと快適にっ!

帰省ラッシュをなめたらいけない。
仕事で京都にいた私は、熊本への帰路の高速道路でこの帰省ラッシュに直面したのだが、とてもとても…一向に進まない車の中で日本の広さと自動車の多さと、なぜか日本人のマナーのよさに感心しながら20時間という途方もない時間をかけて帰ってきた。
あれだけ進まない道路状況や何台もの割込みを受けてもクラクションを聞いた数はほんの数回しかない。東北の大震災でも感じたが、ホントに日本人は礼儀正しい人種なんだと感心した。



さて今回は、Wi-Fi環境改善のネタで「こりゃいいや♪」と思った技を紹介しよう。
といってもこの技はMac雑誌「MacPeople」に載っていた小技を詳しく説明しただけで、私のオリジナルではないわけで、詳しいことを聞かれても申し開きは出来ないのでご了承願いたい。
MacPeople9月号

AirMacなどの無線LANを構築している人は速度が一番問題になっていると思う。速度が遅くなるのにはいろいろと原因があるわけだが、せっかくいい機器を持っていても能力を引出せないのが一番もったいないし、また不満になる。これに一番「足かせ」になっているのは「干渉」である。

電波の干渉には家電製品等の自分の持ち物や機器の配置が引き起こすこともあるが、実は街中や住宅街、マンションなどの集合住宅などでは自宅以外のWi-Fi環境の電波が干渉していることもある。

自宅近くに公共無線LANを強く発信しているとそれが干渉することがあるし、集合住宅ではお隣りさんや上下の部屋の無線LANからの電波が干渉を引き起こしている可能性もある。

それでは別々のWi-Fi環境が重なると必ず干渉を起こすかというとそうではない。
Wi-Fiにはチャンネルが存在し、そのチャンネルが別々のチャンネルに設定されていれば干渉は避けられる。

現在、一番利用されている「2.4GHz帯」のWi-Fiでは通常1〜13のチャンネル。
無線LANルータはたくさんあるが、ほとんどは「推奨」もしくは「自動」で機器が勝手に割当てており、手動設定している人は少ないと思う。
このチャンネル設定はどれに設定しても特に問題はなく、クライアントとなるパソコンやスマホなどには設定をする必要はほとんどない。

無線LANルータを買ってきて(またはレンタルして)取説通りに設定する際に「推奨」や「自動」にしてしまうもんだから、お隣りさん同士で同じチャンネルを使っていた…なんてことは有り得るわけだ。

そこで今回はその「チャンネル設定」を干渉の少ないチャンネルを探し出して設定してしまおうという技の紹介である。

もちろん、AirMacをとり上げて説明するが、どのルータもチャンネル設定くらい取説見ればわかると思うので、チャレンジする人はやってみて欲しい。もちろん自己責任でお願いする。
また、今回は一部有料ソフトの使用を推奨するので、完全無料とはいかないこともご容赦願いたい。


まずMacのメニューバーで「」→「App Store...」からApp Storeを立ち上げる。

App Storeで「Wi-Fi Explorer」という有料ソフトをダウンロードする。

2012/8/12現在ではあるが、値段は「¥170」であった。

起動すると下の図のようなインターフェースが表示される。
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Macが拾っているWi-Fiをすべて表示する。
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現在の私のAirMac環境「AirMac Network」が「11」のチャンネルで設定されており、その他は他人(もしくは公共無線LAN)のWi-Fiが飛び交っているのがわかる。
ちなみに「AirMac Network」が2つあるのは、AirMac Extremeとそれから拡張しているAirMac Expressの分である。
同じチャンネルもあるが、干渉を起こすような環境ではないのがわかる。しかし時間帯によっては変わる事もあるので昼夜で統計をとって一番干渉の少ない(誰も使っていない)チャンネルに設定するのがよい。

今回は現在の「11チャンネル(自動)」から「4チャンネル」に変えてみよう。

まずAirMacユーティリティを起動する。
Finderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」と入り「AirMacユーティリティ」。
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無線LAN機器をクリックする(この場合はAirMac Extreme)。
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編集をクリックする。
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新しい画面の上部「ワイヤレス」タブをクリックすると上の画面となり、ここで「ワイヤレスオプション」をクリック。
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この画面の中央付近にある「2.4GHzチャンネル」が「自動」になっている。これを変更するわけだ。
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クリックするとプルダウンメニューが表示され、1〜13のうち「4」をクリックし、「保存」をクリックする。
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アップデートをクリック。
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上図のような警告ダイアログが表示される。ネットワークが切断されるので注意。
問題なければ「続ける」をクリックする。
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上図のような表示となり、しばらくネットが切断される(機器が再起動している)。

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AirMacユーティリティの画面が元通りになったらチャンネル設定が終了している。
さっそく確認してみよう。「Wi-Fi Explorer」を起動する。
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「AirMac Network」が「4チャンネル」に移動しているのがわかる。

干渉の少ないチャンネルから同じような環境のチャンネルに移動させたので体感的にはまったく変わりないのだが、干渉を受けている状態からだとすごく体感できる。
実は昨夜に同じような要領で「Wi-Fi Explorer」でスキャンしてみたところ、「11チャンネル」に2つほどの強いWi-Fi環境があった。同じチャンネルで電波の強さも同じくらいだったので干渉してるようだった。
別の空いたチャンネルに変更したところ、電波状態・速度ともにかなり改善された。


せっかくWi-Fi環境を構築しても速度がそれほど出ていない方は一度試してみるといい。もちろん改善できないこともあるが、それはケースバイケースということでご容赦願いたい。


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by tadapymac | 2012-08-13 14:40 | Mac | Trackback | Comments(0)

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