人気ブログランキング | 話題のタグを見る

60:MightyMouseを分解してみた

 なんでも分解してみないと気が済まない人がいる。特に男性に多い。そのまた特に現在パソコンヲタクになっている人に多い(失礼!)。

 そういう私も、小さい頃、せっかく買ってもらったおもちゃを次の日には分解してしまって、親にこっぴどく怒られていたひとりである。その頃は「どうなっているんだろう?」とかの探究心ではなく、ただ組み立てる〜取り壊す作業が好きなだけでやっていた記憶がある。
 そういう私も、分別ある大人になってからは「動かなくなった」「どうせ捨てるなら」という状況にならない限り、分解する事はなくなった。

 が、今回はそのいずれでもなく、「ちゃんと動くように修理する」に近い目的で分解を決意した。

  MightyMouseである。それもWireless…。

 どういう状況かというと、MightyMouseの小さなボール…スクロールの為のあの小さなハナクソみたいなヤツ…の挙動がどうもおかしいのである。特に上下のスクロールが効かなかくなったのである。

 早速いつもの困った時のAppleのDiscussionBoardへ…。

 あった…「MightyMouseの清掃」。やっぱり掃除が一番だろ…。
AppleのHPに掃除の仕方があるらしい。ビデオつきであるらしい。早速見てみる。
http://support.apple.com/kb/HT1537?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
ちなみに冒頭に書いてある文は笑える。本気で書いてるとは思えない文だ。

 「Mighty Mouse に油を差したり水を補給したりする必要はまったくありませんが、ときには清掃することも必要です。」

 わはっはっはっは…

 いやいや、清掃の要領をラーニングしなくては!
 …たいした事はやっていない。とにかく半乾きの布で拭けばいいらしい。ビデオではただソレを実践しているトコロを流しているだけ…そんな事で直る訳ないじゃないか!
 でも、とりあえずやってみる。

 「スクロール操作がスムーズにいかな くなった場合は、マウスを裏返して持ち、ボールを強く転がしながら清掃してください。こうすることにより、ハードウェア内部にたまった細かいゴミを取り除 くことができます。」

 …裏返して…ボールを強く転がしながら…清掃…
 う〜ん、なんか余計にホコリが入っていっているような…

 さて使ってみる…いかん!前よりひどくなってる…

 他にないかとBoard内を見ていると…「分解しましたよ〜」みたいな記事があった。

 「よし!分解して掃除しよう!」

 順をおって説明するが、あまりに急だった為、写真に納めるのを忘れた…ので、私も参照したサイトの分解写真を見ながら読んで頂きたい。
 それともうひとつ。分解はAppleの正式な修理保証を受けれなくなるので

 自己責任

で行って頂きたい。この清掃方法(分解)は推奨ではない。

 http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0607/26/news095_2.html

 まず、本体上部分の底面にあるソール部分を取り外す。コレが一番大変であり、コレさえ外せば後はけっこう簡単である。
 私はカッターナイフを使って少しずつはがしていった。部分部分に接着剤を付けてあるだけだが、密着度が高いので慎重にいこう。1/4くらい地道にやっていると「パキッ」という音とともに剥がれやすくなる。接着剤でついている事を忘れず、最後まで慎重に外した方が良い。

 次に下部分の底面のソール部分だが、この写真で外してあったので私も外してしまったが、外す必要はない。コレ外さなくても清掃には影響はない。

 次に上下を分離させるが、要領は前から外す。前部分は縦方向に外し、後部分は開く要領で外す。決して力任せではやらないように…。

 ココでいきなり上下を分離させないように!ケーブルがつながっているのだ!
このケーブルの外し方は…説明が難しいが、とにかく黒い部分をスライドさせれば外れる。小さいので慎重に…。

 ボール部分が見えてくる。ボール部分はプラスねじで固定されているのでソレを外せばとれる。

 そして、とうとう悪の根源部分に入る訳だが、ココは注意!ボールを止めている白いカバーみたいなモノ…コレ自体は接着剤などで止めてある訳ではないのですぐに外れるのだが、外す時に勢いで部品が飛び散る可能性がある…ってか、私飛び散らせました…。
 幸い、全ての部品が出てきたので大事には至らなかったが、どうか注意して欲しい。ちなみにボールでまわす棒状のヤツはプラスティックだが、横についてるゴムみたいな物…コレ磁石です。無くしたら一貫の終わりです…。

 さて、この中はというと…ほこりだらけ繊維だらけである。

 小さな部品であるが、綿棒やピンセットを駆使して清掃した。

 組み立ては逆順で完成。一番の面倒な部分は2本のフレキケーブルの取り付けくらい。一応、ウマくいったみたいで今のところ快適に動作している。

 シツコイようだがこの方法はAppleの修理等のサービスが受けれなくなる。ソコのところをよく考えて参照してもらいたい。あくまでも自己責任で。

 しかし、ホコリ等のないキレイな場所で使っているならともかく、長年使っているとこれくらいのホコリやゴミが溜まってくるのはしょうがない。最低でも清掃ができるようにつくってもらいたい。
 まぁコマメに手入れしてると大丈夫なのかとも思うけど…。

by tadapymac | 2008-10-02 15:04 | Mac | Trackback | Comments(0)

<< 61:Macなソフト 59:ヤルじゃないか!10.5... >>