九州の桜は、4月になってやっと満開を迎えた。
例年ならばもっと早い時期に満開を迎えるのだが、今年は寒さが長引いたこともあってのことだろう。
春… 東北にも早く春が訪れるといいなぁ…。
さて、前回にAirMac Extremeの設置とWDSによるWi-Fi圏内の拡大について話したのだが、今回もAirMac Extremeの続き…。
AirMac Expressにはなかった有線LANの接続もAirMac Extremeならできる。
AirMac Extremeのインターフェースには3つのLANケーブル接続が可能だ。

その他にもHDDやプリンタを接続することを目的としたUSBスロットもある。
これを使わない手はない!
無線LANは802.11nになってから速度が向上したとはいえ、有線にはかなわない。
Apple TVやiPhoneなどを接続するために無線LANにしているが、快適にネット接続をするためにはやはり有線LANである。AirMac ExtremeとメインマシンのiMacまでは1mケーブルで接続できるので距離的にも理想の環境である。
配線が…特に電源ケーブルが混在しているところを配線しなくてはならないので、少しでもノイズの影響を受けにくい「カテゴリ7」を今回も購入する。
最近ではけっこう安価になっており、あまり選り好みをしなければ1mモノは1,000円程度で手に入る。
さっそく取付けてみた。
その前にひとつ…
有線LANが有効になってもMac側のAirMacを「入」にしていればドチラも認識する。個人的には速度の速いほうを優先してもらいたいのだが、初期設定ではどうも無線LAN(AirMac)のほうが優先らしい。
これはシステム環境設定の「ネットワーク」を確認してもらえばわかるのだが

ドチラも接続状態にあるとAirMacが一番上に表示され

AirMacを「切」の状態にするとEthernetが上段に表示される。
できれば無線LANより有線LANを優先させたい。
実はこれ、手動で設定変更できる。(みち.さんthanks!)
同じネットワーク設定画面で、下図のように下方にある「歯車マーク」をクリック。

「サービスの順序を設定…」をクリック。

出てきた「Ethernet」をドラックして最上部に移動する。

「OK」をクリックすると順序が入れ替わる。

こうしておくとEthernetが優先されるので安心だ。
そりゃもちろん無線とは速度の差は歴然…とまではわからないが、体感できるほどの速度の差は感じる。時間帯やサーバーによる影響も大きいので一概には言えないが、やはり有線のほうが速い。
次に…
私の外付けHDDは省エネ使用になっており、アクセスがない場合はスリープ状態になっている…らしい。Macに直接USB接続しているので、Finderやらの影響を受けているようだ。
そのために起きたり寝たりを繰り返す。それはそれで勝手にやってることなので心配することではないのだが、実は影響がある。
起きる度に認識するまでMac側の操作が一時停止してしまうのである。バックグラウンドの作業などには然程気になる程度ではないが、たとえばWebブラウジングの際などはストレスを感じてしまう。家族にこっそり見ているサイトや動画再生時などでのこの一時停止は一番困る。
そこで直接Macにつなげている外付けHDDをNAS(Network Attached Storage:ネットワーク接続ストレージ)にしてみることにした。
外付けHDDは保存用とバックアップ用の兼用としてしようしていたが、AirMac ExtremeならTimeMachineでも保存ストレージとして使用できるので大丈夫だ。
AirMac Extremeとつなげれば、バックアップのときだけのアクセスとなるので直接Mac操作による影響は受けないと考えたのだ。
そのままHDDのUSBケーブルを着け換えてみた。
TimeMachineの環境設定でバックアップするストレージを認識しない。
あれ? つながってないのかな?
Finderから見てみる。

中身もちゃんと見えている…。もう一度…
おっ! 今度は認識されてる。あぁ、一度マウントさせないとダメなのか。
マウントといってもたいしたことはない…一度Finderから接続されたストレージを開いてみればいいのだ。

再度、TimeMachineの環境設定からバックアップストレージに指定する。
やはり前のバックアップファイルは別物と認識し、新しいバックアップファイルを作り出した。しかし、空の部分が少なくバックアップできなかった。
そこで古いバックアップファイルを消してみた。
しかしファイルを削除したのに容量が増えていない!ケーブルを挿し直してみたが容量はそのままだ。どうもサーバーとしての接続の場合は直接の操作(ディスク操作)はできないようだ。最初のマウントで認識された容量しか確保できないらしい。
もう一度HDDをMacに直接つないでディスクユーティリティから中身をフォーマットして、再度AirMac Extremeに接続。今度はキチンと容量認識。バックアップには途方もない時間がかかったが、キチンとTimeMachineで使用可能となった。
それからの外付けHDDの振舞いであるが…
思ったとおりTimeMachineのバックアップのときだけ起きるだけでMacでの操作の影響はまったくない。バックアップの時間も直接つなげていた時と比べてもそれほど長く感じることもない。本当の意味で「バックグラウンド」になった。
今回のAirMac Extremeの購入で、思った以上の効果と恩恵を受けた。
もし、私と同じような環境の人がいたならAirMac Extremeは「買い」ですっ!!

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